【入湯記】【別府】新玉旅館

浜脇の「貴重なお湯」が楽しめる、にゃんとも素敵な猫の宿

✔ 別府・浜脇に唯一残る老舗宿

✔ 猫とのふれあいが楽しめる

✔ 浜脇の貴重な源泉をかけ流しで

✔ 3つの内湯は宿泊者のみ利用可

JR日豊本線・東別府駅から徒歩10分。別府の南の玄関口、浜脇温泉に「三つの名物」で有名な一件の旅館があります。

「新玉旅館」(あらたまりょかん)の名で知られるその宿は、浜脇が別府最大の花街だった頃からその歴史を繋ぐ老舗の旅館。何年か前に建物を新しくしてからも、宿の評判を聞きつけ訪れるお客さんを日々迎えています。

さて、三つの名物の話から始めましょう。

「最初の名物」は「猫」。温泉と猫の組み合わせは別府でもよく見る風景の一つですが、そこは新玉旅館、一味も二味も違います。

宿には楽天トラベルの2018年度ランキングで全国2位を獲得したマッサージ猫の「ミルク」を始め、なんと40匹もの猫が住まいしており、希望する方には猫と触れ合える宿泊プランも用意されるなど、どうにも猫好きにはたまらないお宿なのです。(※注1)

そして、「二つ目の名物」は夕食に饗される「新玉特製・魚のあら煮」。猫に魚、という話ではないでしょうが、これがまた素晴らしい。

近くの鮮魚店から毎日仕入れる新鮮なアラ。それをじっくり煮込んだ新玉のあら煮は、見た目よりあっさりでまろやかな味わい。ご飯泥棒も甚だしい、とはまさにこのことです。

と、ここまでは温泉好きには門外の話。風呂好きの皆さま、お待たせしました。ここからが本番ですよ。

実はこちらのお宿、浜脇地区では珍しい「自家源泉」を所有しており「宿泊客のみがその湯を使うことが出来る」のですが、その贅沢さこそ、新玉旅館「三つ目の名物」なのです。

浜脇、といえば、鉄輪(かんなわ)と並んで別府八湯最古の湯として知られる伝統の温泉場。

鎌倉の頃から歴史書にその名を連ね、明治期には東湯・西湯の両泉が官費で整備されるなど、大変な賑わいを見せた浜脇ですが、大正期に湯量の減少に見舞われた結果、現在では朝見川沿いに下る市営の配湯管に依存する施設が殆どとなっています。(湯量減少の理由については、また別の機会にお話しすることにします)

浜脇に古くから伝わる貴重な湯とは一体どの様な湯心地なのか。これはお泊りせねば、と今回は喜び勇んでの訪問です。

なお、お泊りの場合、館内に3つある内湯を空いている時間に好きに入ってよいとのことでしたので、夜・夜・朝とそれぞれに趣の異なるお風呂を使わせて頂きました。

泉質は「ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉」。別府に多い泉質と比較して、他には無い特徴を持つ源泉が約45℃で汲み上げられ、浴槽にかけ流しで注がれています。源泉から足さず引かず、丁度良い温度で使えるのはありがたいですよね。

浸かってみると、確かに浜脇の他のお風呂とは違う湯心地。総量2g越えのしっかりしたお湯ながら、湯上りにそれほどの重さを感じない不思議さなのです。

それぞれの浴室は、旅館の接する朝見川沿いに大きく窓を開き、朝の早い時間には別府湾から上る朝日を取り込んで、ご覧のような明るさでお風呂を楽しませてくれました。

そうそう、折角ですからお部屋もご紹介しておきましょう。この時は、平日で空いていたからと、女将の計らいで予約より広めの角部屋へアップグレードして頂きました。

十分な広さの和室は隅々まで清潔。夕食・朝食もこちらの部屋で頂戴しましたし、お手洗いも部屋付きでしたので、とてもゆっくり出来ましたよ。

当初は浜脇の湯巡りを目的に予約した新玉旅館でしたが、すっかり特別な湯の魅力に心を打たれてしまい、結局、湯巡りもそこそこに宿の内湯を楽しんだのは言うまでもありません。もちろん、新玉の猫たちとのふれあいも。

今となっては、その本流を知ることも難しくなった浜脇の湯。街は新しくなり、人は過ぎ去っても、ここ新玉の湯は宿の猫たちと供に、その歴史と記憶を次代に継いでいくのかも知れません。

※注1 猫たちは完全に隔離されたスペースで飼育されており、 猫部屋への出入りにも厳格なルールが決められているなど、衛生面にも十分配慮して営業されています。

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新玉旅館

住所:別府市浜脇2-1-13

電話:0977-22-8166

泉質:単純泉

アメニティ:あり

駐車場:あり

※記事中の情報は公開日時点のものです

 

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