【入湯記】【別府】地獄原温泉

塩の香に、こころ蕩ける地獄の湯

✔ 別府・鉄輪、いでゆ坂の共同浴場

✔ お肌しっとり塩化物泉

✔ 温泉道スタンプは近くの食料品店で

✔ 営業時間は21時まで

✔ 近隣に公共駐車場あり

別府の海の玄関口、観光港から九州横断道路を上ることしばらく。程なく別府八湯の一つ「鉄輪温泉」(かんなわおんせん)の東口にたどり着きます。

その東口からひょうたん温泉を過ぎ、湯治場の面影を残す貸間が並ぶ「いでゆ坂」をぼちぼち上がると、石畳の途中に現れる一軒の白い湯小屋。それが、今回ご紹介する「地獄原温泉」(じごくばるおんせん)です。

地獄だなんて、何だかおっかない名前の温泉ですが、明治の頃からここにあり、地獄のように湯が沸きだす様から付けられた古い地名が由来だとか。ちなみに現在の住所地が「風呂本」(ふろもと)ですので、時代を経て随分と大人しくなった感じがしますね。

筆者が地獄原を訪れたのは昼を少し過ぎた頃。平日ゆえ、それほど人通りは多くありませんでしたが、観光客の方でしょうか、珍しそうに風呂場の窓を覗いて行かれる姿を目にするのも、別府ならではといったところでしょう。

そんな観光客の方々を横目に、地元の筆者は仕事前のひとっ風呂。日々の湯浴みに温泉を使わせて頂くことの有り難さに感謝しつつ、今日のお風呂をお借りします。

地獄の入口には閻魔様、でなく、別府ではお馴染みのお薬師様。賽銭箱の代わりに用意された料金箱に、100円をお預けしての入湯です。

早い時間だったためか、入口すぐの脱衣箱に着物は無く、浴場も電気が消えてがらんとした様子。この間に写真を、と数枚撮るうち、年配のご近所さんがやって来ました。

ご挨拶の上、無断で写真を撮っていたことの非礼を詫びると、「写真っちゃ、よっぽど風呂が好きなんやなぁ」と明るく笑うご近所さん。「こげな風呂で良きゃ、好きなだけ撮ればええ」と、入口で少し待って下さるあたりも、別府らしいところです。

さて、写真は程々にして、筆者もご近所さんと一緒に地獄原の湯を使わせて頂きます。

床石を不揃いに並べた浴場に、大人が四人は浸かれる大きさの湯船が一つ。奥の湯枡からは静静と源泉が注がれ、お風呂を薄っすらと色づけていました。

かけ湯の後、さっと流して湯船に身体を差し込むと、滑らかな肌触りの塩の湯が筆者を包み込みます。

総量が3gを超える「ナトリウムー塩化物泉」は、比較的軽い湯心地ながら、薄いベールで包まれたような湯上がりのしっとり感もあり、乾燥肌の女性にお薦めの湯、という印象を受けました。(多分に700mg超の含有量を誇るメタケイ酸によるものと推測されます)

地獄と呼ぶのが憚られる程、美しく、優しい湯心地に、蕩けることしばし。

ご近所さんと今日の天気の話をするうち、最近は随分と予報に義理堅い空から、ぽつぽつと雨が落ち始めました。

傘を忘れてきてなぁ、とご近所さん。実は僕も車に忘れてきまして、と返す筆者。

これで、長居する言い訳が出来たな、などと考えながら、地獄原の素晴らしい湯と、生憎の雨空に感謝する、そんな鉄輪の昼下がりです。

※地獄原温泉は「別府八湯温泉道」の対象施設ですが、スタンプは近所の「ことぶきや食料品店」にあります。7:00~19:00の営業時間中にしか押印出来ませんので、ご注意下さい。なお、毎月第三水曜が店休日とのことです。

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訪問日:2018年5月13日

地獄原温泉

住所:別府市風呂本166

電話:なし

立寄料金:大人 100円

営業時間:6:30~21:00

定休日:不定休

泉質:ナトリウムー塩化物泉

アメニティ:なし

駐車場:なし(近隣に公共駐車場あり)

※記事中の情報は公開日時点のものです

 

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