【入湯記】【大分】高崎山温泉 おさるの湯

深き緑の山の奥、おさるも喜ぶお風呂あり

✔ モール泉が楽しめる高崎山の人気湯

✔ 早朝5時から夜23時まで営業

✔ 湯小屋は、内湯・露天・サウナが別

✔ 九州温泉道対象施設。湯印帳持参で

大分市内から別府へ向け、海沿いに車を走らせると、正面に深い緑に包まれたおむすび型の山を見ることが出来ます。

おむすびの名は「高崎山」(たかさきやま)。由布岳から鶴見岳へ続く火山群の南東端に位置し、大きく別府湾にせり出す様に聳える姿が特徴的な山です。

古くはその頂に山城を構える天然の要害として、戦後は山に住まうニホンザルを餌付けして観光資源化した「高崎山自然動物園」が開かれるなど、時代ごとにその役割を変えながら大分・別府の人々の心の風景として語り継がれてきました。

その高崎山の麓に今回ご紹介する「高崎山温泉 おさるの湯」があります。

国道10号線「かんたん」交差点から挟間方面に向けしばらく走り、幟や看板を頼りに山道を登った場所にあるこちらの温泉、決して便利な場所でないにも関わらず、日々大勢の利用者を迎える人気の湯として知られているのです。

現社長が先祖伝来の土地に温泉を掘り当てたことを起こりとし、知人から「こんな不便な場所じゃ、高崎山の猿しか来ないんじゃないのか?」と言われたことから名が付いたこちらのお風呂は、営業時間が早朝5時から夜23時までと特別に長いのが特徴。時計を気にせずゆっくりお湯を楽しみたい、という温泉好きから多くの支持を集めています。

筆者も久々のおさるの湯。今日はどんなお湯が待っているのか、今から楽しみです。

まずは母屋の券売機で「行先のチケット」を購入しましょう。

というのも、こちらのお風呂、母屋を中心に、向かって左に「内湯」、右手に「サウナ(内湯あり)」「露天風呂」「家族湯」がそれぞれ分かれているため、行きたいお風呂を選んでチケットを買う必要があるのです。

多分に、開業後に広い敷地へ次々と施設を拡張していったため、この様な配置になったのではと推察されますが、いやはやなんとも贅沢な造りであります…。

今回は「露天風呂」を選び、受付さんにお手渡し。年間を通してイルミネーションが輝く専用の通路から目当ての湯小屋へ向かいましょう。

通路を緩やかに下った突き当りに、露天へ続く木造の湯小屋が見えました。暖簾の手前には牛乳の自販機を備えた休み処もあり、湯上りにもゆっくりと寛げそうです。

男湯の暖簾をくぐると、そこはドライヤー付きの洗面台を備えた脱衣場。洗い場から見える構造ではありますが、脱衣箱に鍵はありません。皆さま、貴重品の取り扱いには十分ご注意を。

この日訪れたのは、夏に向かって随分日も高くなった夕方の7時頃でした。

普段であれば利用者の多い時間帯ですが、小雨交じりの空模様だったためか、浴場には上がったばかりの先客と筆者の姿のみ。おさるの湯で入れ違いに独泉なんて、珍しいこともあるものです。

ぐるり洗い場を見回すと、シャワー付きのカランが両壁面に計10基備えられていました。一本の丸太で設えられた腰掛けがまた面白い。

ちなみに、カランから流れるのは沸かし湯でなく「源泉そのまま」。手元の温度調整に少しコツが必要ですが、慣れてしまえば「カランまで源泉かけ流し」だなんて、こんな贅沢なことはありません。

今日は蒸し暑く、随分汗もかきました。頭のてっぺんから足の先までキレイに洗い、キチンとかけ湯を済ませたら、いよいよ露天へ。

洗い場の向こうに繋がる露天風呂は、四角く切られた浅いプールの様な構造で、渡りきったところにウッドデッキが用意されるユニークな造り。相応の人数も余裕で受け入れ出来そうな広さです。

肝心の湯は、pH7.9のアルカリ性単純泉、というより、うっすら色づくモール泉と言ったほうが適当でしょう。上品な紅茶を彷彿とさせる独特の色味と、滑らかに肌を流れるアルカリならではの感触は、なんとも言えず上質な湯心地を与えてくれます。

モール泉特有の香りも、露天ゆえに微かなピート臭を感じる程度。当日は、湯温も熱すぎず、温すぎず、全く快適なお風呂を楽しませてくれました。

独りでゆっくり、貸し切りの露天を味わううち、空が少しづつ明るさを失い始めました。そろそろ夜のお迎えです。

今日一日の仕舞いを、素晴らしいモールの湯心地で迎える幸せ。

おさるならずとも、ずっとこの湯に身を預けていたい…そんな気持ちにさせてくれる高崎山の夕暮れです。

訪問日:2018年5月23日

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高崎山温泉 おさるの湯(たかさきやまおんせん おさるのゆ)

住所:大分県由布市挾間町高崎628-1

電話:097-583-5966

 

立寄料金:

内湯・露天風呂 大人 400円 小人 200円(中学生未満)

サウナ 600円(小人入浴不可)

家族風呂 60分/2,000円 90分/3,000円

 

営業時間:5:00~23:00

定休日:木曜日

泉質:単純温泉

アメニティ:あり

駐車場:あり

※記事中の情報は公開日時点のものです

 

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