【入湯記】【由布院】乙丸温泉館

©乙丸温泉館

上質なツルスベ感が味わえる、由布院駅前の共同湯

 弱アルカリ性単純泉でお肌すべすべ

✔ JR由布院駅から徒歩5分の近場の湯

✔ 入浴料はお薬師さんの賽銭箱へ

✔ 洗い場にシャワーの備え付けなし

前回のお話 【入湯記】【別府】城島高原ホテル「城島温泉 大地の湯」

霧煙る城島を離れ、由布院へやってきた筆者が次に訪れたのが、由布院駅から徒歩五分の場所にある「乙丸温泉館」(おとまるおんせんかん)。由布市では数少ない、一般も利用可能な共同浴場のひとつです。

玄関に掲げられた銘板に「国民保養温泉地施設整備事業 湯布院町温泉館」とあることから、およそ40年前に作られたと考えられるこの施設。温泉館としての地位を、新設された「クァージュゆふいん」に譲った後も、地域の皆さんから観光客にまで広く愛され続ける共同浴場として、今にお湯を繋いでいます。

訪れたのは夕方の5時前。そろそろお風呂に人の増えだす時間なのですが、駅前通りから一本中に入った場所にあるためか、温泉館は表通りの喧騒が嘘のようにひっそりとしていました。

これはゆっくり風呂が楽しめそうな予感…。早速、お邪魔することにしましょう。

広い休憩場所を備えたロビーの奥には管理人さんの姿。こんにちは、と挨拶すると、お代は薬師さんの賽銭箱へ、と人懐っこい笑顔で促してくれました。

まず、賽銭箱へ200円をお納めし、お薬師さんに手を合わせます。今日一日のお湯への感謝を伝えたら、向かって右手の浴場へ向かいましょう。

簡単な脱衣箱と洗面を備えた脱衣場は至ってシンプルな造りです。貴重品は100円ロッカーがありますので、そちらへ預けて入浴されるとよいでしょう。

さっと着衣を解き、脱衣場から出入口の軽いサッシを開くと、高い天井の明るい浴場が姿を現しました。(画像は由布市公式ページより引用)

正面にモザイク状に組み合わされた光取りの大窓、両壁面にはシャワーなしの洗い場を用意し、備えの桶もケロリンの関東桶というあたりが、いかにも九州の公衆浴場といった風情を醸し出しています。

大窓の直下は二層に別れた石組みの湯船。大きい側に源泉が注がれるところを見ると、小さい左手をぬる湯、大半を占める右手をあつ湯としている様でした。

©乙丸温泉館

浴場には数名のお客様がいらっしゃいましたが、高い天井と浴場の十分な広さが相まって、特別な窮屈さは皆無です。浴槽から直接かけ湯したあと、熱めの浴槽を頂きます。

分析表に曰く、かけ流しで提供される乙丸の湯は、敷地内の地下100メートルから組み上げられるpH8.2の弱アルカリ性単純泉とあり、普段遣いにも飽きのこないお湯ながら、天然の保湿成分として美肌効果が期待される「メタケイ酸」を200mg弱も含むなど、温泉好きのみならず、美容に意識の高い女性にもおすすめ。

そして、弱アルカリならではの優しい湯心地が素晴らしく、軽く馴染ませるたびに肌の上をするする流れる湯のさまは、まさに天然の化粧水といった感覚すら覚えます。

ここに湯を開いて以来、保養地指定以降に押し寄せた開発の波や、情緒ある温泉街を守ろうとするまちづくり運動を経て、人気温泉地としての地位を確固たるものとした由布院の歴史を、長く定点観測してきた乙丸の湯。

これからもひっそりと、静かな裏通りに訪れる人を癒やしつつ、由布院の行く末を見守っていくことでしょう。

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訪問日:2018年5月29日

由布院温泉 乙丸温泉館(ゆふいんおんせん おとまるおんせんかん)

住所:大分県由布市湯布院町川上2946-1

電話:0977-84-3573

立寄料金:200円

営業時間:6:30~21:00

定休日:なし

泉質:単純温泉

アメニティ:なし

駐車場:あり

※記事中の情報は公開日時点のものです

 

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