【入湯記】【大分】長湯温泉 ながの湯

長湯で貴重な硫酸塩泉に出会える、隠れ家的共同湯

✔ 良心的な値段が嬉しい共同湯

✔ 長湯で珍しい硫酸塩系の炭酸水素泉

✔ 現地へは車・タクシーなどを利用

梅雨の晴れ間となった日曜のこと。午前中に竹田市内での別件を済ませた筆者はひとり、旧直入町(なおいりまち)の長湯温泉(ながゆおんせん)へ向かっていました。

竹田方面から県道47号線を長湯中心街へ向かう途中、ちらと目に入ったのがここ「ながの湯」の看板。筆者もずいぶん久々の訪問でしたが、このお風呂は以前と変わらぬ佇まいのまま、そこにありました。

長野の集落に位置することから名付けられた「ながの湯」は、木造の趣ある湯小屋が特徴で、向かって正面に男女浴場、L字になった左手に家族湯を備える共同浴場。

男女浴場が長湯では比較的安価な200円という料金で提供されていること、中心街から少し離れた場所にあることから、喧騒を避けて訪れる入浴客に人気の温泉としてその名を知られています。

かくいう筆者も、今日は静かにお湯を楽しみたいひとり。無人の番台に設えられた料金箱へ入浴料を納め、長湯最初のお風呂をお借りすることにしました。

入口の土間に靴を並べ、脱衣場へ続くガラス戸を開くと、100円ロッカーを備えた脱衣場。とはいうものの、常連は備え付けの青い脱衣カゴへ着物を納め、そのまま足元に転がしておくといういつものスタイルです。

もちろん、ここに限った話ではありませんが、貴重品の取扱にはくれぐれも注意の上、気持ちよくお風呂を楽しみましょう。

ちょうど先客が上がられたタイミングで、浴場には筆者ひとりだけでした。後からお越しのお客様もいらしたため、迷惑にならない間に写真をパチリ。なんとか写真に収めることが出来ました。

浴場は、コンクリ打ちっぱなしの床面が、長い時間をかけて形成された析出物により、はめ板の壁面と対を成すように層を重ねて赤く染まっていました。壁の低い位置には換気用の窓。炭酸成分の強い長湯のお風呂には、必ず備わる「安全装備」です。

そして、湯船に目を向けると、大人が5・6人は一度に利用できるサイズの浴槽に、換気と採光のために大きく切られた窓。窓枠の下から伸びた給湯用のパイプからは、ゴボッ、ゴボッと大きな音を立て、間歇的に湯が注ぎ込まれていました。

脈動から類推するに、源泉の温度が低い?ことを理由に、タンクへ一時溜め置きせず、コンプレッサーを利用した動力揚湯そのまま、かけ流しでくべられているのではないかと考えられますが、もしそうだとしたら、常に新鮮な湯が楽しめるということ。いやはや、有り難い話です。

気になる泉質は、「マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩・硫酸塩泉」。長湯では珍しい硫酸塩を多く含む炭酸水素塩泉です。肌触りは少し硬めで、これは長湯のお風呂に多い浴感と言えるでしょう。

湯口から少し含んでみると、炭酸水素泉独特のエグさは勿論、他の施設より少し強めの金気を感じる味。そして、ラムネの味もしっかり舌の上に残り、十分に泡の肌付きでは分からない炭酸ガス分を確かめることが出来ました。

そうこうしている内に、ひとり、また一人と訪れるお客さん。泉質など難しい話はさておき、良い湯はただシンプルに人を集め、その評判でまた新しいお客さんを集める、ということなんですね。

浴槽のふちに頭をかけ、目を閉じてしばし湯浴みを。それほど高くない泉温は、いつまでも浸かっていていいんだよ、と声を掛けてくれている様な気がして、なんとも去りがたい気にさせてくれる…。

ながの湯は、そんな不思議な魅力と、かけ流しのお湯が溢れる共同湯なのです。

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訪問日:2018年6月3日

長湯温泉 ながの湯(ながゆおんせん ながのゆ)

住所:大分県竹田市直入町大字長湯427

電話:0974-75-2200

立寄料金:200円

営業時間:8:00~20:00

定休日:不定休

泉質:マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩・硫酸塩泉

アメニティ:シャンプー・ボディーソープ備え付けあり

駐車場:あり

※記事中の情報は公開日時点のものです

 

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