【入湯記】【大分】ぶんご温泉 高田の湯

©ぶんご温泉 高田の湯

大分市内で良質の炭酸泉を。家族みんなで楽しめるスーパー銭湯

✔ 貴重な炭酸泉が大分市内で楽しめる

✔ 深夜1時まで営業のスーパー銭湯

✔ ひろびろ浴場に各種サウナを完備

大分市内中心部から県道21号線を明野方面へ。大野川をめがけ、しばらく車を走らせると、深夜に煌々とネオン輝く一軒の温泉施設が姿を現します。

「ぶんご温泉 高田の湯」(ぶんごおんせん たかだのゆ)は、大分・別府を中心にプロパンガス等のエネルギー事業を手がける「豊後プロパングループ」が平成10年に開業したスーパー銭湯で、以来多くの利用者に愛される入浴施設として知られています。

おんせん県のキャッチフレーズで全国に知られる大分には、別府や長湯など代表的な温泉地だけでなく、県庁所在地である大分市内にも天然温泉を売りにした数多くの温泉施設が存在しており、多分に漏れず「高田の湯」もその一つなのですが、このお風呂が「市内では大変貴重な泉質を備えた療養泉」であることを知る人は多くありません。

今回はその貴重な湯を自身で体感すべく、深夜の時間に訪れることにしたのです。

高田の湯を訪れたのは、夜の9時を少し過ぎた頃でした。平日の遅い時間にも関わらず、公式に200台駐車可能と謳う広い駐車場には多くの車の姿が見え、それだけでこちらのお風呂の人気ぶりが伺い知れるというものです。

玄関すぐの下足箱に履物を預け、直ぐ側の券売機で大浴場の入浴券を購入。当日は生憎タオルを持ち合わせていませんでしたが、同じく券売機で100円で購入出来ました。一般の施設では簡単なものでも相応の値段がするものですが、こちらでは安価に購入できるのが有り難いですね。

フロント右手は広々とした休憩スペース。自販機やUFOキャッチャー、立派なマッサージチェアがずらりと並び、湯上がりの一時を空調完備の快適な空間で過ごすことが出来ます。

購入した入浴券を中央のフロントに預けたら、早速左手の入口から件の大浴場へ向かいましょう。

※以降は写真撮影禁止のため、公式ホームページより画像を引用

鍵付きのロッカーに着衣を預け、いざ浴場へ。全面タイル張りの浴場は天井の高さもあって、大変広々とした印象。浴場を煌々と照らす明るい照明も相まって、夜であるにも関わらずなんとも開放的な雰囲気です。

入口正面の広い内湯を中心に、左手には大人数も対応可能な洗い場。混み合う時間帯にも周囲に遠慮なく身体を流せそうです。右手にはジェットバスや電気風呂のスペースと、この種の入浴施設では中々お目にかかれない規模のサウナ室が備えられていました。

ちなみに、訪問時は中央の浴槽にあまり人を見かけなかったのですが、ちらとサウナ室の窓を覗いてみると、こちらには多くのお客さん。どうやら皆さんのお目当てはこのサウナにあるようです。筆者は今回利用しなかったのですが、これだけ広いサウナ室であれば、よくある息苦しさや独特の臭いなどを気にせず、どちらかと言えば苦手という方にも楽しんで頂けるのではないかと思います。

©ぶんご温泉 高田の湯

さて、話を本題に戻しましょう。今回のお目当ては「高田の湯」に湧く貴重な療養泉。その正体を確かめるべく、賑わう内湯を離れ、露天へと足を踏み入れます。

露天風呂は、画像の岩風呂を向かって右手、通常の浴槽を左手に配し、竹垣風の高い壁で覆われた広い空間に設えられていました。

©ぶんご温泉 高田の湯

壁面に掲示の泉質表示には、各種の適応症に混じって「塩化物泉」の記載。しかし、実際に湯に浸かってみると、暗がりの中にも少し違和感のある色付きと、塩化物泉らしからぬ、さらりとした肌ざわりを感じたのです。

不思議に思った筆者が湯口から少し口に含んでみたところ、舌先に広がったのは、しょっぱさではなく「あの独特の渋み」。そう、この湯は塩化物泉でなく、長湯や筌の口に見られる「炭酸泉」もしくは、高い濃度の「炭酸水素塩泉」だったのです。

泡付きこそ感じられないものの、土類泉ならではの濃厚な色づきは、長湯で楽しむ湯のそれに近しくあり、循環のためにすっかり正体を失ってしまっている内湯とは全く正反対の個性を主張していました。大分の市中でこんな特別な湯に出会えたことに、ただただ驚きを隠せません。

一通り露天での湯あみを楽しんだ後、脱衣場で温泉分析書を探すと(他のお客さんは一顧にしませんが…)、そこにはやはり「含二酸化炭素ーナトリウム・マグネシウム・炭酸水素塩泉」の表示。遊離炭酸だけで1g超え、総計で約5g弱という、長湯にも負けず劣らずの堂々たる療養泉です。

そこで改めて気になったのは、露天の壁面に書かれていた「塩化物泉」表示の件でした。

Webで検索し、BIGLOBE温泉(クリックでサイトにリンクします)に「カルシウム・ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉」の記載あること、分析表に記載の源泉名に「2号井」(二つ目の井戸)とあることから、過去どこかのタイミングで「塩化物泉」が「炭酸泉」に入れ替わったのではないか?という仮説を立て、改めてフロントさんに確認してみたところ、元々の泉源の湯量低下に伴い、再掘を実施した結果、泉質が変わってしまったのだ、という回答を得たのです。(1号井はその時に失われてしまったのかもしれません)

施設自身がその価値に気づいているのか、いないのか、は定かではありませんが、長湯や筌の口まで足を伸ばさずとも、大分市内で濃厚な炭酸泉が源泉かけ流しで楽しめるというのは、なんとも贅沢なお話です…。

スーパー銭湯としてのユーティリティも充実し、普通に楽しんでも十分にお釣りの来る「ぶんご温泉 高田の湯」。おんせん県おおいたの懐の深さを、改めて肌で感じた、そんな夏の夜の湯あみでした。

大分市内・ぶんご温泉 高田の湯周辺の宿をお探しなら
250社の予約サイトから料金を一括比較
お得な宿泊プランをご案内
www.trivago.jp

訪問日:2018年7月17日

ぶんご温泉 高田の湯(ぶんごおんせん たかだのゆ)

住所:大分県大分市下徳丸36-1

電話:097-523-3332

立寄料金:大人(中学生以上) 400円 / 小学生 140円 / 幼児 70円

営業時間:10:00~25:00

定休日:年中無休

泉質:含二酸化炭素ーナトリウム・マグネシウムー炭酸水素塩泉(露天風呂)

アメニティ:あり

駐車場:あり(200台)

※記事中の情報は公開日時点のものです

 

ふろブログは人気ブログランキングに参加中です。更新の励みになりますので、もし記事を気に入って頂けたら、バナーのクリックをお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です