【入浴記】【大分】良の湯 舞千花・家族湯「笹の湯」

高台の落ち着いた雰囲気の中で楽しむ、女性におすすめ、癒しの湯

✔ 市内を一望する高台にある立寄り湯

✔ 落ち着いた雰囲気の家族湯が嬉しい

✔ 泉質はお肌すべすべのモール泉

✔ 利用は中学生以上限定。小人不可

✔ お湯と景色の両方を楽しんで

JR日豊本線・高城駅(たかじょうえき)から、大分懸護國神社方面へ車で数分。信号から急に折れる坂道を登った小高い丘の中程に、落ち着いた雰囲気で多くの利用者を集める一軒の立ち寄り湯があります。

「良の湯 舞千花」(よしのゆ まいせんか)は、同地で臼杵(うすき)のふぐ料理店を営む「大分臼杵ふぐ 良の家」(おおいたうすきふぐ よしのや)が敷地内に設けた入浴施設です。

こちらのお風呂は「大人の癒やし」をコンセプトとすることから「利用を中学生以上に限定する」市内でも珍しい立ち寄り湯として知られており、特別な時間を良質なお湯とともに過ごしたい利用者で日々静かな賑わいをみせています。

この日、舞千花を訪れたのは、すっかり食事の時間も過ぎた頃でしたが、平日の遅い時間にも関わらず、駐車場には数台の車が見え、それらがお風呂の利用者であろうことは十分に想像出来ました。

舞千花の玄関は、駐車場から柿色の暖簾をくぐり、緩やかな石段を下りた先。履き物を靴箱に預けたら、券売機で家族湯のチケットを求めます。なお、靴箱は通常の大きさと、長靴(ちょうか)が納められるもの、それぞれが用意されていました。このあたりは女性のニーズに応えて、ということなのでしょう。

ちなみに舞千花の家族湯は、二人用の「笹の湯」(ささのゆ)と「楓の湯」(かえでのゆ)、三人まで対応する「石の湯」(いしのゆ)、「桧の湯」(ひのきのゆ)の計4つ。それぞれの規模はそう大きくありませんが、いずれも建屋の中で完全に区切られており、プライベートに十分配慮した造りとなっています。なるほど、靴箱の件も然り、こちらが特に女性の支持を集めるのも良く分かります。

券売機正面のフロントに二人用のチケットを手渡すと、この夜は「笹の湯」を案内してくれました。家族湯の入口はフロントに併設された休憩処の向かい側、比較的わかりやすい場所ではあったのですが、受付さんがわざわざ案内の上、連れて行って下さったのも好印象でした。

なお、舞千花には、700円で利用可能な大浴場「松の湯」(まつのゆ・男湯)、「桜の湯」(さくらのゆ・女湯)も併設されており、女湯は毎月26日の「風呂の日」の夜には、バラの生花が浮かべられるという特別なもてなしも用意されるとのこと。

また、食事を済ませた後に手ぶらでお風呂が楽しめるよう、フェイスタオルとバスタオルの貸出があったりと、充実のユーティリティーもこちらのお風呂の魅力に繋がっていると感じます。

やはり、女性を意識して優しいお風呂は、男性にも使いやすいもの、ということなんですね。

さて、案内された「笹の湯」ですが、内鍵をかけ、脱衣場を見回してみると、大きな鏡と洒落た陶製の洗面台に始まり、ジュエリーボックスや、備えられた上質なアメニティ等々、男性目線ではうっかり見逃してしまいそうなところに、細かい配慮が充実していました。照明の明るさも十分で、お風呂上りの化粧直しにも優しい作りです。

当然、脱衣場と浴場はガラスのサッシで区切られており、浴場からの熱を遮って涼やか。隣には続きの家族湯がある筈なのですが、物音は全く耳に届きません。その様子は、さながら高級な旅館の部屋付きの内湯、といった趣です。

ガラスのサッシをからりと開き「笹の湯」の浴場へ。湯小屋の右手に設えられた岩風呂風の湯舟には、既に濃い色付きのモール泉が満々と注がれており、筆者の訪れを今かと待っていました。

お湯自身は客ごとの入れ替えなのですが、うっすら湿った床の様子から、どうやら先客からそれほど間を開けずの訪問であったよう。やはり人気のお風呂は違います。

そして、正面に大きく切り取られた窓からは、大分市内の夜景と海沿いのコンビナート群の光が見え、高台に位置する湯小屋ならではの景色を楽しませてくれます。(ちなみに、正面に高い建物がなく、目線を下げればすぐに崖ですので、向こうから覗かれる心配はありません)

湯小屋の左手には壁沿いにシャワーカランが一基備えられていました。どうやら、もう一基は湯舟に近すぎるという理由で外されてしまったと推測しますが、いずれにしても定員二人の家族風呂です。どうぞ、仲良く譲り合ってご使用下さい。

なお、画像には見切れておりますが、備えのアメニティにも当然のようにワンランク上のものが用意されていました。細部に至るまでの十分な配慮は、流石舞千花といったところでしょう。

さて、見分はこの辺りに留めて、そろそろ「笹の湯」のお風呂をお借りすることにしましょう。

件のシャワーカランで仕事の汗をしっかり流しきり、足元が見えない程の色付きを誇る琥珀色の湯舟へゆっくりと身体を沈ませると、モール泉独特の柔らかい湯心地と、アルカリ泉質ならではのすべ感が筆者を包み込みました。

舞千花の掲示によると、泉質は「アルカリ性単純温泉」。地下800mの大深度から動力で汲み上げられる湯は、泉源で52℃とありますので、湯舟に届くころには少し薄める程度で適温になるでしょう。もちろん、全ての浴槽にかけ流しで提供されますので、常に新鮮なお湯を楽しむことが出来ます。

そのひたすらに滑らかな湯は、深く土中に埋没する太古の有機物が溶け合って琥珀に染まる特別なもの。一般に十種の泉質に数えられないモール泉ではありますが、ドイツ南西部の温泉地・バーデンバーデンでは古くから療養のために利用されていたり、アルカリを示す泉質が肌を柔らかくする効果を持つことから、一般に「美肌の湯」とされており、その点においても、こちらのお風呂を女性向きと捉えても差し支えないのかもしれません。

柔らかな舞千花の湯に身を漂わせながら、遠くに煌びやかな夜景を眺めるひととき。湯小屋には、静々と流れる湯の音だけが聞こえていました。なんとも穏やかで、贅沢な時間です。

日々の喧騒を離れ、ただ湯だけを供として静かな時間を過ごしたい…そんな時「良の湯 舞千花」は、訪れるものに格別の癒しを与えてくれるでしょう。きっと、あなたの時計より緩やかに流れる時間を感じることが出来る筈ですよ。

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訪問日:2018年7月19日

良の湯 舞千花(よしのゆ まいせんか)

住所:大分県大分市牧(大字)1538-3

電話:097-529-5526

 

立寄料金

家族風呂:楓の湯  / 2,000円(60分)

大浴場:700円

 

営業時間:12:00~24:00(受付 23:00まで)

定休日:年中無休

泉質:単純温泉

アメニティ:あり

駐車場:あり(40台)

※記事中の情報は公開日時点のものです

 

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